星の輝く夜空に想う・・・

小学生のときに担任だった先生がいった言葉を今も忘れられない。

「人間はその目で過去を見ることはできないけれど、過去のもの見ることができるのが一つだけあるんだよ」

授業中みんながんばって考える。「写真」「TV」・・・・・クラスでおとなしい子がポツリといった

「星の光・・・」

「今見ている光は、何万年も前にそこで爆発が起きたり輝いていたりする光が、ゆっくりゆっくり旅をしてきて地球に届いてるんだ」
そのとたん、悠久の時の流れにぽ~んと放り出された感じがしたことを今もはっきり覚えている。
夜空を見上げて星を見ると、いまでもそのときのことを思い出してしまう。

学生時代・・・卒業演奏会の舞台で、ただ歌うことが嫌で、先生の反対を押し切って、クラスでミュージカルをやった。
そのときにどうしても舞台でお星様を輝かせたかったのだが・・・あいにく予算が足りず・・・・
使用料が一個50円のお星様を、電卓をたたきながら5個輝かせた。
あのときのささやかな星の輝きはいまでも忘れられない。
好評だったために次の年からは予算がたくさん下りるようになったことを後輩達は知らない・・・
いまでも舞台を観にいって、星が輝いているのをみると、「50円×○個」とつい数えてしまう自分がいる・・・・


私はステージが好きだ。

ステージ上で繰り広げられる数々の物語は、光であり、闇であり一種現実から切り離された夢の空間である。
小学生の時に悠久の時の流れに放り出されたように、舞台がすばらしければすばらしいほど、物語の流れの渦に巻きこまれてしまう。

ステージを作り上げた事もあるので、その演出、舞台の上の人たちの技術、また異空間を作り上げる裏方の動きなどもついつい見てしまう。

幕が下り、現実の世界に帰ってきたとしても、そこで体験したことは、心の中で輝いている。

どんなに時がたっても色あせることのない、その輝きをここの「星図盤」に記録していきたいと思う。
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by haitaka2 | 2004-09-06 22:26 | 星図盤
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